ストレスを感じやすいのは、体のせいかもしれない。整体から見る“こころとからだ”のつながり

「なんか最近、すぐに疲れる」

「ちょっとしたことでイライラしてしまう」

「人の目が気になって、ずっと気を張っている気がする」

そんなふうに感じたこと、ありませんか？

ストレスに弱い、性格が繊細、自分を責めがち……。

よく言われがちですが、実はそれ、“体”の状態が深く関係していることもあるんです。

整体の視点から見ると、「ストレスを感じやすい人の体」には、ある共通点があります。

■ ストレスを感じやすい人に多い“体の特徴”

心のことだと思われがちな「ストレス反応」。

でも、整体ではこんなところに注目します：

・呼吸が浅い

緊張していると、無意識に呼吸が浅くなります。

胸だけで呼吸していて、お腹や背中が動いていない人は、交感神経が優位＝戦闘モードのままになりやすい状態です。

・首や肩が常にこっている

「首こり・肩こり」は、ストレスサインの代表格。

気づかないうちに力が入りっぱなしで、体が“休めない”状態になっています。

・姿勢が前のめり／猫背

体が内向きに丸まると、呼吸も浅く、気分も落ち込みやすくなります。

防御姿勢＝不安・緊張モードとも言われています。

・お腹が硬い、下半身が冷えている

腸は“第2の脳”と呼ばれるほど、ストレスの影響を受けやすい場所。

お腹が硬かったり、足が冷えていたりする人は、リラックスがうまくできていない傾向も。

■ 整体的にできるストレス対策とは？

「気合いで乗り越える」より、「まず体をゆるめる」。

整体では、体からアプローチすることで、心のバランスも整えていきます。

◎深呼吸できる体をつくる

まずは胸・肩・背中まわりをやさしく動かして、呼吸を深められる状態に。

呼吸が変わるだけで、不思議と気持ちも落ち着いてきます。

◎骨盤・腰まわりをゆらす

骨盤は“安心感”の土台とも言われます。

仰向けで左右にパタンと倒すストレッチや、腰をやさしくゆらす動きがおすすめです。

◎頭や耳まわりをマッサージする

ストレスで頭がパンパンなとき、こめかみや耳のうしろをゆるめるだけでスーッとします。

自律神経をやわらかく切り替えてくれるポイントです。

■ 「感じやすい人」は、悪くない

ストレスを感じやすい人って、「繊細すぎる」「気にしすぎ」って言われることもありますよね。

でも本当は、“体ががんばりすぎてる”だけかもしれない。

体をゆるめると、心もゆるむ。

それだけで、「まぁ、なんとかなるかな」って思える瞬間が、増えていきます。

■ おわりに

ストレスケアって、特別なことじゃなくていいんです。

ゆっくり深呼吸して、自分の体に少しだけ目を向けるだけでも十分。

「最近、ちょっとしんどいかも」って思ったら、

それは“心の声”でもあり、“体の声”かもしれません。

今日の終わりに、5分だけ。

背中を伸ばして、深呼吸してみてくださいね。

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